埋葬・納骨の期限

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埋葬・納骨の期限

いつまでに、という規定はありません

遺骨はいつまでに埋葬・納骨しなければいけない、というきまりはありません。
まれに、「一周忌を迎えるまでにはしなければいけません」という、誤った情報をアナウンスしている墓石業者や葬祭関係者がいますが、あくまで、慣習的な目安に過ぎません。

火葬後の遺骨は、七七日(亡くなって四十九日目)まで、自宅に後飾り祭壇をつくり安置するのが一般的です。このため、四十九日忌法要の際に、お墓に埋葬したり、納骨堂に納めるケースも多いようです。

仏教の忌日法要では、四十九日の後は百カ日法要ということになり、かつては、このときに併せて埋葬・納骨することも多かったのですが、最近は葬祭簡略化の傾向から、百カ日法要はあまり行われません。このため、四十九日が過ぎると、次は一周忌法要ということになります。
ところが、一周忌に併せて埋葬・納骨しようとすると、「一周忌を迎えても、まだお墓に入れていないなんて・・・」と眉をひそめる人が、必ず周囲にいるものです。そこで、「一周忌を迎えるまでには埋葬・納骨しなければ・・・」という考えが、まるで決まり事や規則であるかのように広まっていったのだろうと思います。

埋葬・納骨は経年変化が進まないうちに

一周忌を過ぎても、遺骨を自宅に遺骨を安置しておくことは何ら禁止されているわけではなく、法律にも違反しません。
遺骨について法律は、都道府県知事が許可した墓地に埋葬しなくてはならない、と定めている(「墓地埋葬等に関する法律(墓埋法)」)だけで、死後いつまでに埋葬しなくてはいけないといった規定はありません。

それに、埋葬するお墓がない場合は、墓地・霊園に新規のお墓を造るか、納骨堂や永代供養墓などを契約しなくてはなりません。しかし、それには時間と、数十万~数百万円の費用がかかります。簡単にできることではありません。

とは言っても、遺骨は経年変化します。あまりにも長期にわたって、自宅など温度・湿度変化のある場所に安置しておくと、遺骨が液状化することもありますから、適当な時期に埋葬・納骨する方が安心です。